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郷愁 [本]


おいしい水 (Coffee Books)


久しぶりにラブストーリーを読んでみました。
震災にあう10年前の神戸が舞台です。




私とは年代にすこし差があるものの
主人公が生活し、通い、訪れる場所は
どこもよく知ったところで、
遠く離れたこの地に来てしまった今は、
懐かしさを通り越して焦がれる街。

冒頭に描かれる<あずき色の電車と阪急神戸線>は
幼い頃からずっといつもそばにありました。
車窓からの描写は
まるで自分が書いた文なのではないかと錯覚しそうなほど。

お話は、二十歳になるかならないかの女子大生の淡い恋のこと。
街の情景とともに、
しょっぱなから胸がきゅーっと締めつけられ
学生に戻った私は、
いろんな思い出がよみがえってきて
昨夜はすっかり眠れなくなってしまいました。

原田マハさん、
はじめてでしたが
他もぜひ読んでみます。




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さちぞう

ぽちさん、こんばんは。
原田マハさん、初めて聞きました。
関西ご出身の作家さんなのでしょうか?
六甲の緑を走り抜ける小豆色の電車・・・
日本でも1,2を争う美しい電車だと思うのは身内びいきが
すぎますでしょうか?
今年は阪急宝塚線の一駅ごとに一つの短編小説を
書かれた本が関西ではヒットしたんですよ。
(私としては阪神電車もがんばってほしいです)
by さちぞう (2008-12-09 23:55) 

ぽち

さちぞうさん、
返事がものすごく遅くなってしまい申し訳ありません…
関西出身かどうかはよくわからないのですが、
神戸にゆかりがないと書けないんじゃないかな?っていう文章でした。
おっしゃる通り、なんともいえず美しい電車と風景です!私の中では日本一!
今度帰省した時に、是非、短編集を買い求めたいです。
でもーまた想いがつのりそう…

by ぽち (2008-12-22 16:04) 

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